人は全くその来たように、また去って行かなければならない。これもまた悲しむべき悪である。風のために労する者になんの益があるか。
日の下で人が労するすべての労苦は、 その身になんの益があるか。
自分の家族を苦しめる者は風を所有とする、 愚かな者は心のさとき者のしもべとなる。
朽ちる食物のためではなく、永遠の命に至る朽ちない食物のために働くがよい。これは人の子があなたがたに与えるものである。父なる神は、人の子にそれをゆだねられたのである」。
人が全世界をもうけても、自分の命を損したら、なんの得になろうか。
彼らは風をまいて、つむじ風を刈り取る 立っている穀物は穂を持たず、また実らない たとい実っても、他国人がこれを食い尽す。
祭司たちは、 『主はどこにおられるか』と言わなかった。 律法を扱う者たちはわたしを知らず、 つかさたちはわたしにそむき、 預言者たちはバアルによって預言し、 益なき者に従って行った。
われわれは、はらみ、苦しんだ。 しかしわれわれの産んだものは風にすぎなかった。 われわれは救を地に施すこともせず、 また世に住む者を滅ぼすこともしなかった。
わたしは日の下に悲しむべき悪のあるのを見た。すなわち、富はこれをたくわえるその持ち主に害を及ぼすことである。
むなしい物に迷って行ってはならない。それは、あなたがたを助けることも救うこともできないむなしいものだからである。
どうか、このような人々と、またすべて彼らと共に働き共に労する人々とに、従ってほしい。
そこで、わたしはわが手のなしたすべての事、およびそれをなすに要した労苦を顧みたとき、見よ、皆、空であって、風を捕えるようなものであった。日の下には益となるものはないのである。
働く者はその労することにより、なんの益を得るか。